吹田市にてスレート屋根(カラーベスト)補修の様子です
皆様こんにちわ。
毎日暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
今日は、スレート屋根(カラーベスト)補修の様子をまとめてみました。
こちらは屋根材のカラーベストです。
カラーベストが大きく反り返っているのがわかります。
隙間が大きく開いているのでタスペーサーが固定できないところは入れません。
なぜ、スレート屋根(カラーベスト)が反りかえってしまうのか・・・
①塗装の劣化でスレート材に水分が侵入:スレートはセメントと繊維で成形されており、防水性を保つために表面に防水塗装が施されています。しかし、年月を経て塗装が劣化すると中に水分が入り込むことがあります。
②冬場の凍結や膨張で素材が脆くなる:冬の屋根の表面温度は外気温より低くなるため温暖な地域でも凍結が発生します。スレートは凍結と膨張を繰り返すうちに脆くなります。
③夏場の熱による膨張によって反りが生じる:太陽の熱により、屋根材の表面と裏面に温度差が生じます。脆くなった素材は表裏の温度差による膨張量の違いに負け変形してしまいます。
こちらは棟板金の錆止めを塗っている作業になります。
棟板金は屋根の最も高い部分、つまり「棟」と呼ばれる部分に設置される金属製の板で、屋根同士を密接に結合し、雨水の侵入を防ぐ役割を果たしています。この防水性は、家全体を湿気やカビから守るために極めて重要です。また棟板金は屋根の見た目にも影響を与えるので選ぶ材質や色は家の外観に大きく関わってきます。棟板金が劣化すると雨水が侵入しやすくなり、屋根材や木材が腐食する原因となりますので定期的なメンテナンスは必要になります。